2015/07/03

一柳家二重釘貫

【ひとつやなぎけ にじゅう くぎぬき】家紋、釘抜紋。 この呼称並びに図案は福井万次郎著「定紋の研究」によった。また、図案は近代デジタルライブラリー「華族諸家伝」も参考(作図2012/9/27)/釘抜き紋に関して「定紋の研究」では次のように解説している。【釘貫・釘抜き】釘貫(くぎぬき)紋は蒙古襲来の絵巻物の旗印にも見ゆる古き紋也。埃袋抄見に毎坊(京の町毎)の門を昔は坊門と云ひしを、後俗に是を釘貫といふ。釘貫とは門墻の上に釘を打ぬきて其先を返さずして禦ぐが故也と。東雅にあり、釘貫紋の出所を知らずして種々變りし名稱を附し、甚だしきは近来大工道具の釘抜きを紋帳に見るに至れり。/メレル・ヴァーリズの妻・一柳満喜子の父方の正紋(大名・播磨国小野藩 一柳家:一萬石)