2015/10/16

桂​昌​院​の​大​根​紋

【けいしょういんのだいこんもん】大根紋。 桂昌院(五代将軍綱吉の生母)は、・・生家が大根紋でもない。八百屋を営む父仁左衛門の死後、未亡人となった母親がお玉を連れての再婚先の本庄家、本庄太郎兵衛宗利の家紋が二本の大根が交差している”違い大根紋”なのである。お玉は、将軍家光の寵愛を受け、生保三年(1648)一月八日、綱吉を生んで・・(新人物往来社『日本「家紋由来」総覧』の「女性史からみた家紋物語」田井友季子著より) この図案も同書掲載P244のものを参考に作図したが、「紋典」の本庄大根は葉の形状、交差も右重ねとなっており、これとは異なっている。